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4.CMS運用する上での必要知識 光源の違い
これは皆さんご存じのとおりです。色を評価する時どんな所で評価していますか。今、プロファイルとかCMSとおっしゃっていますが、では、お客さまと話すときに、どの部屋で色がいいとか悪いとかとやっていますか。
当たり前のことですが、これでなかったら、最後はアナログになるわけです。我々、世の中で何かをつくり出した瞬間にアナログです。そのときの環境が一定しないとまったく意味がない。 |
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網点%と色
これは、パーセントはどういうふうになるのかという話です。これは数字になっていますが、実はデジタルではなく相対数値です。 |
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プリンタの特徴
プリンタ、DDCP、プルーフ等いろいろなものが出ています。主流はインキジェットプリンタに移ってきています。
どういう形でプルーフを使うかということが極めて大事で、お客様との校正用にプルーフを使いますか、社内の共有ですか、デザインさんとのカンプですか、あるいは検版用ですか。
一口にプルーフといっても、どういう目的で使うか、その目的の意味をちゃんと把握できるプルーフでないとまったく意味がない。
プロファイルが反映できなく、安定して出力できないプリンタなんていうのは、デザイナーさんはいいかもしれませんが、我々の業界で色をチェックす |
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るプリンタとしては何も意味がない。
そのプロファイルもICCプロファイルという総花的プロファイルではなくて、「このプリンタのプロファイル」という風に作ってなければ意味がない。
まだまだインキ校正というのは残っています。そのあたりをどうやってデジタルに置き換えるかを考えなければいけない。
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校正用デバイスに要求されること
「校正用デバイスに要求されること」を書いておきました。なぜこんなことをするかと言ったら、楽をして印刷の工程をやりきりたいということなのです。
その一つのフォーマットにJDFがあります。JDFのなかにプロファイルはPDFとして埋め込まれます。
今回のIPEXで大きく変わったのは、PDFワークフローが実際に始動したことです。ネイティブのPDFエンジンがアドビから出され「プリプレス」という言葉、つまり「製版」がデザイン製作のほうに全部寄ってしまって、デザイン製作部門で全部PDFがつくられてしまいます。
ただ、絶対保証しなければいけないのは、色の品質に対する担保です。カ
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ラーコーディネーターとしてのプロの力は何なのか。この印刷物でいいと思われる目は何なのか。製版の付加価値はどこにいくか。
我々がプロであるということは、この印刷がいい印刷物であるかの判断する力を持ちながらデジタルに対応していく必要が絶対あると思います。
ここでも 先ほどの繰り返しになりますが、共通の物差しを持ってください。
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色の数値化:共通の「ものさし」
Labという言葉が一番使いやすいので紹介します。
このLabの象徴的なことはRGBを裏付ける数値になります。ですから、RGBというのは、共通のワークフローの色のベースになっているというところにLabというバックボーンがあるからです。CMYKもLabで測るのです。
ですからフォーム業界の共通の言葉、標準として、クオリティ、あるいは多彩に要求の出るカラー印刷に対して、仕事全体を掴み取るツールとして下さい。
それがデジタルプリンティング、あるいはプレスプリンティングかわかりませんが、そのあたりをぜひ皆さまと一緒にできればと思っております。 |
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非常に散漫な話になってしまいましたが、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。
司会 潮様、どうもありがとうございました。
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司会 それでは、ご質問の時間にしたいと思います。日頃いろいろお悩みの点などあると思いますので、この機会に遠慮なくご質問いただきたいと思います。
質問 潮さんにお聞きしたいのですが、資料16の「雑誌広告基準カラー」に、資生堂・花王・キリンビール・トヨタ自動車・キャノンで実証実験をされていると書いてありますが、これはかなりやられて、採用は近いのですか。
潮 すでに採用されていると思っていただいていいと思います。
質問 これは、雑誌広告だけでなく、たとえば一般のカタログ、チラシにも及んでいるんですか。
潮 そこまでは行っていません。今、一生懸命やっていらっしゃるのは、雑誌広告で中心で、すでに広告をうたれていますし、それをベースに進めるという方向では実現しています。
あと、新聞のほうも一生懸命やっています。新聞は、先ほど言ったジャパンカラーをベースにやろうとされていますが、新聞はCTPがおおよそ50%くらいです。
ですから、もうJMPA自体はかなり定着していると我々は思っています。これは大手さんのほうでやられていますが、電通さんとか広告業界のなかでは当たり前のようにJMPAという考え方をとっています。
それでは、最後に講師の方々に御礼の拍手をしたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)
ご参加の皆さまには、長時間にもかかわらずご清聴とご熱心なご質問をいただき、本当にありがとうございました。今回のご講演の内容を今後の業務にお役立ていただきたいと思います。
技術委員会では、今後も皆さまのお仕事にお役立てできるテーマでセミナーを行っていきたいと思っております。取り上げたいテーマをお持ちの会員の方がおられましたら、お配りいたしましたアンケートに記入いただくか、または直接、委員、専務理事等にご連絡いただければと思います。
きょうの内容について、お帰りになって何かご質問がありましたら、アンケート用紙にメールアドレスがありますので、工連のほうにご連絡いただければ後日お答えしたいと思います。
では、きょうはどうもありがとうございました。(拍手) |
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