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主たるアプリケーション
すべて1to1ですから、自費出版がメインですが、ほかの印刷物も、全部Webで受注を受け、平均1日1,000 件くらい入ってきているそうです。
個人アルバム、記念アルバム、自費出版、名刺等。驚異的なのは、1回当たりの印刷物の平均が1.7 冊。完全にほとんど1to1です。これはオフセットではまず出来ない仕事だと思います。
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ポイント
ポイントはWebサーバーの自動化システムを独自で作って立ち上げ、ビジネスにした点がキーポイントだと思います。
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Color Centric (ロチェスター)
これは、lulu.comのサイトですが、試しに皆さん入って行くとColor Centric社 のWebに入っていきます。自分で本を出したいなと思ったら試しに使ってみてください。
たとえばamazon.comには1冊5ドルでColor Centric社から出荷していますと、それをamazon.com では30ドルくらいで売っているのです。実際に大きく儲かっているのはamazon.comなどですが、Color Centric社はまったく営業していませんから、5ドルでも十分収益が出るというモデルだと自信満々に話していました。 |
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Mercury Production Print(ロチェスター)
次が同じロチェスターで、Mercury Production Print。これが会社の入口の写真です。印刷会社のイメージではないのですが、ここは印刷会社から始まっている会社です。
社員数が135 名。営業は少なくて12名。非常に興味深かったのは、POD、要はデジタル印刷専任の営業がいるわけではないというところがキーです。年商は25億円。そのうちPODの売上は6億円程度。iGen3が4台、ハイデルベルグ枚葉機6台等の設備が入っています。
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主たるアプリケーション
ここは何をやっているかというと、もともと印刷会社ですから通常のオフセットの仕事もありますが、Digital Book Publishing の草分け的存在で、大手出版との直取引をしています。ここもポイントは、Webの受注システムの構築にあると思います。
この中で言うと面白いのは教材関係のビジネスです。
アメリカは教科書が全部エリアで違うらしく、地域別にカスタマイズできるということで、多くの州で教師用の副読本をWebですべて受けてやられています。
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ポイント
ここのポイントは、通常の印刷会社からデジタルプリントへ戦略的に移行している。ここは、日本でどうかと思いますが、デジタルのほうが3倍利益が高い。ですから、仕事を完全にお客さまに選んでもらっています。値段、品質、納期。それでお客さまのほうが、オフセットでやってくれとか、デジタルでやってくれとかという。そのへんもWebで入ってきたときに全部切り分けています。
仕事で相見積は全くないといっています。これはどうやっているか非常に不思議でしたが、「価格競争はない」といっていました。 |
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専任のPODの営業はいなく、仕事があればすべて受け入れるというのがこの社長の基本的考えです。どういう仕事であろうがすべてやる。部数も関係ない。そういうやり方です。
いままで見てきたなかの会社はすべて、入稿から発送まで全部社内でやっています。外注は一切なしというところが一つポイントかなと思います。
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Print Digital Plus (ニューヨーク)
今度は Print Digital Plus 。ニューヨークのロングアイランドのほうにある、製版会社からスタートした会社です。
2004年設立。従業員は約100 名。クライアントは、自動車ディーラー、製造業、放送業等です。直接クライアントの仕事が取れるというのがポイントです。
親会社がありまして、そこはオフセット印刷会社です。ですから、どういう印刷物でも取ってくるという姿勢は前の会社と同じです。 |
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主たるアプリケーション
これは、デジタルプリンティングの部署の話ですが、通常のカタログ、DM、名刺等、それからパーソナリゼイション・プリント。バリアブルのプリントも行っています。
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事例のまとめ
アメリカの印刷会社の印刷料金はどうなのか。日本より全然高くて儲かるのではないかという質問もしていたのですが、アメリカも、先ほど数字が出ていましたように半分くらいに印刷会社が減っていまして、日本とまったく同じ状況です。印刷物の価格は非常に下がっていて苦しいということはどこもおっしゃっていました。
そのなかで、やはりポイントは人件費と納期です。今は成功事例の会社ばかりですが、こういうことをやって生き残っているというのが現状です。
ちょっと駆け足になりましたが、最後、アメリカのデジタルプリンティングの |
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会社を見てもらったなかでのまとめです。
とにかく明確なビジネスモデルをもつこと。これは、経営者が「これをやるんだ」という強力なリーダーシップがないと難しいのではないか。
それから、これは日本でも提案型とかいろいろいわれておりますが、やはり営業の体質を変えていかないと、なかなか生き残れない。
それから、取れたら何でもやってしまう。
日本の場合、大きい仕事を取っていかないと数字がいかないということがありますが、小さい仕事でもデジタルをツールにして入っていって、さらにはその裏にあるすべての印刷物をとっていこう、どこの会社の経営者も話しております。
それから強力なコンピテンシーをもって会社の特徴を出さなければいけない。今の4社は、本当に特徴をもって見事に成功されている事例です。
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日本におけるPOD市場規模の予測
最後、日本におけるPOD市場規模の予測です。06年まで出ています。まだまだアメリカに比べれば少ない。06年で全体で3,500 億円くらいです。これはBF関係も全部含まれています。グラフでは薄い色がカラーで、下の濃い色がモノクロです。ですから、モノクロよりカラーのほうが成長率は高いのではないかと思います。 |
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オンデマンド機器ポジショニング
ゼロックスの製品が並んでいますが、最高機種のiGen3をはじめ、いろいろなボリューム、品質に応じての製品をご用意しています。
最後は宣伝になりましたが、以上で私の説明を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
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