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  市場委員会主催セミナー (平成22年3月29日 開催)
「新たなるビジネスモデルへの挑戦」
 
       講演  株式会社ドリームビジョン 代表取締役社長
平石 郁生 氏
資料30
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  もう1つ、これはこのあと鍋島さんのお話にも関係してくると思うのですが、Facebookの半分くらいは広告関連の売上です。私も含めて登録して使っている方というのは、自分の実名で、自分の個人情報を入れて使われているということなので、折り込みチラシと同じように、広告を表示するときに、例えば中央区に住んでいる人にだけ表示してくださいとか、性別、年齢、職業はもちろん、Facebookはワールドワイドですから、日本語を話している人だけとか、英語あるいはスペイン語とか、言語も、誕生日も、学歴も、そこでスクリーニングできますし、「ソーシャルグラフ」と呼ばれますが、ライフスタイル関連情報として、誰のファンだと
か、ネット上のどのイベントに参加したとか、どのアプリケーョンを使っているとか、誰と友達かみたいなこともスクリーニング対象にして広告を表示できます。  それから予算管理として、ワンクリックいくらぐらいまで払えるとか、そういうことも全部広告を出す側の担当者が自分で操作できる。そういうものになっているわけです。  
Twitterは速報性があるという話をしましたが、もう一点、Twitterが支持されている理由があると思います。
資料31
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  それは、JAGATのセミナーでもお話したことですが、Twitterというのはコミュニケーションを「フラット化」したと思います。  
どういうことかというと、ソフトバンクの孫さんに直接リクエストしてしまう人がたくさんいるということです。これは、孫さんが日々何を、あの人は竜馬が好きで、最近は竜馬の話が多いのですが、当然、iPhoneの話も孫さんはされますし、孫さんをフォローしている人が孫さん宛てに「iPhone、カバレッジが悪くて、電波が繋がらなくて困ってしまうので何とかしてください」とメッセージを出すと、当然、何万という方がメッセージを送られていると思いますが、

これは答える価値があると思うとものを選んで、ちゃんと孫さんが答えているのです。
そんなやりとりを実際に孫さんとできるのです。これは凄いことですよね?  
いままでだったら、本当に天井人だった孫さんと直接やりとりができる。これは人々を魅了すると思うのです。  
それから、140文字という制限があるので、あまり一生懸命考えても、伝えることや書くことに限界がありますので、とにかくサクサク書きますから、ブログであれば、1カ月だろうが、2カ月だろうか、1年前であろうが、そのコンテンツが検索でひっかかって、ああ、なるほどなということがあるわけですが、もう3日前の情報は誰も見ない。ということで、140文字という制限がリアルタイム性を生んでいるわけです。  
因みに、私のTwitterをフォローしていただいている方が450人ぐらいいらっしゃるのですが、本当にごく普通の人でも多い人は1万も2万も3万もフォロワーがいらっしゃるので、個人が大きな影響力を持てるということです。巨大で、尚かつ、いろいろなテーマが同時進行していますので、多様な「井戸端会議」みたいなものだと私は思います。
資料32
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  また、Twitterはコミュニケーションをフラット化したと申し上げましたが、それには、もう1つの意味があります。
皆さんは「マズローの5段階欲求説」はご存知だと思いますが、最近になって、実は6番目の欲求があったといわれています。  
人間というのは、自分のことを誰かに理解してほしいという欲求があると思いますが、Twitterはある意味、その欲求を満たしてくれると言えます。つまり、自分の発言に対して誰かがコメントしてくれることによって、自分の主張を支持してくれたという満足を得ることができるわけです。  
また、人間というのは、成長していって自己実現をある程
度達成していくと、次は、自分が所属しているコミュニティの発展を願うようになる。こういう高尚な欲求を持つようになるというのがマズローの主張で、それを「コミュニティ発展欲求」と呼んでいます。  
当時のアメリカというのはソ連との冷戦でしたから、「コミュニティ」という言葉を使うと、イコール「コミュニィスト」ということを想起するということで、晩年のマズローはその話をしなかったらしいのですが、それが最近、マズローと親しかった方が、実はマズローはこう言っていたということを開示されていたようです。  
Twitterというのは、こういうものに対して非常にミートするメディアというか、プラットフォームだと思います。  
どういうことかというと、きょう何を食べたとか、どこに行ったとか、ということしか書かない方もいらっしゃいますが、政治家、ジャーナリストなど、私の仲間内ですとベンチャーの経営者などは、書いているテーマは、だいたい日本の政治のこととか、経済のことか、ビジネスのことです。とにかくこのまま鳩山政権が続いたらこの国はどうなるんだ?というようなことを、誰に頼まれもしないのに、日々書いて一生懸命に書いているわけです。  
そういう欲求を非常に支援するプラットフォームであるがゆえに普及してきているということだと思います。  最後に「ソフトウエアのクラウド化」ということです。 アプリケーョンというのは、違法コピーはダメですよというようなことが象徴的だったと思いますが、パソコン一台一台にインストールしてくださいという時代だったのが、テクノロジーの発展や、いろいろな要因が相まって、もう一度一回りして、ある種のホストコンピュータとユーザというような関係の時代が戻ってきたというような感覚かなと思います。
資料35
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  自分のパソコン上にスケジュール機能なりを持っていなくても、Googleにアクセスすることにより、iPhoneでも構いませんが、いろいろなソフトウエア、アプリケーョンを自分専用に使うのではなくて、みんなと共有しながら使う。それは雲の上にあるような感覚だということで「クラウド」といっているわけですが、そういうことが本当に日常的になってきたということです。  
ここまでが、マスメディアというものが隆盛を誇っていた時代は終わり、どうやら綻びが見えてきたのは間違いないということです。  
何故そうなってきたのか?もちろん、色々な要因がありま

すが、I.T.という切り口で見ると、いま私がいろいろ申し上げたようなことが原因として考えられます。つまり、マスメディアができなかったことを、できるようにしたということで、インターネットがより力を持つようになったということです。
資料36
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  そういう時代の流れの中でビジネスフォームという産業に、どういう「機会」があるのかということを簡単にして、私の講演は終了したいと思います。
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