自費出版を考える
自費出版の位置づけ
印刷会社からの支援
聞くところによると、デジタル技術が発展したことによって、文字を組版してページアップし印刷するまで、全工程をデジタルデータで一貫してこなせるようになっているとか。Tさん自身、パソコンで文章を入力できますし、製作を担当する印刷会社も、入稿から仕上がりまで責任をもって仕事してくれるようです。書店で手に取った書物にも「アナログ時代だったひと昔前までは、小部数の自費出版はコストがかかるため、一般の人が手掛けるのはかなり難しかったが、現在では、DTPやデジタル印刷機の登場によって、例え1冊でも100冊程度でも、誰もが本づくりに取り組めるようになっている」と書かれていました。パソコンの普及によって、誰でもデータ入稿できるようになり、製作側の対応もデジタル印刷システムやインターネットを駆使することで、小ロット、低価格を希望する顧客のニーズに十分応えられるようになっているという話です。デジタル印刷システムは多種多様な原稿を、極小ロットの印刷物に仕上げられる機能をもっているため、自費出版にもどんどん利用されているそうです。自費出版の製作には、専門の編集者を付けて店頭販売も意図する本格的な本づくりをめざす出版社ルートと、著者自らが編集と発行を担う印刷会社ルートがあって、後者の方がどちらかというと身近で、著者の個人的な願望や満足感を満たしやすく、しかも少部数の製作でも可能といったメリットがあるとのこと。こうした個々の自費出版に対し、効率的な製作工程を備えてきちんと対応してくれる印刷会社が、全国各地に、もちろんTさんが住む地元の街にもあることが判り、まずは一安心です。印刷業界でも、新しいビジネス分野として、自費出版の市場に期待しているということです。Tさんも大いに納得したところでした。関連トピック:
日本自費出版文化賞のページ
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