瀬戸技術委員会委員長 皆さん、こんにちは。技術委員長を務めさせていただいております瀬戸と申します。
ビジネスフォーム業界は、ITの進化とともに、従来型のビジネスフォームの市場が非常に縮小しているということは皆さんご承知のとおりだと思います。こういう中にあっても、オフ輪業界からは大ロットのダイレクトメール、ラベル・シール業界からは付加価値のついたビジネスフォームというようなものの参入が私たちの脅威になっているわけでございます。
|
|
|
また、近年のデジタル印刷機についても、最近の性能、印刷品質、あるいはダイレクト向けの機能の拡大も大変注目されるところでございます。
あるリポートによりますと、3年後の2010年には、私たちのビジネスフォームの市場は、約4,500億円だそうですが、その中でDPSを含むデジタルプレスが、通常のオフセット印刷によるビジネスフォームを超えて約2,400億円強といった推測が出されております。つまりわれわれが従来行っていたビジネスフォームの印刷は、デジタルプレスのほうがより多くなっているという予測だそうです。
こういうときに私たちは何を考えなくてはいけないのか、ということを今日のセミナーのテーマとして考えたわけです。
ご案内のとおり、技術セミナーとしては、9月にブリュッセルで行われましたラベルエキスポのリポートをラベル新聞社の鈴木様にお願いするということになっております。
ラベルエキスポについては、皆さんご承知のように、単にラベル印刷の周辺ということだけでなくて、以前からデジタルプレス、周辺機器、あるいは後加工、こういうものを付加した高付加価値印刷の提案をかなりされている大変に私たちにとって注目できる展示会だと思っております。 |
そういう意味で、今日の講演をお聞きいただいて他業種の動向を知るという意味では大変にいいチャンスなのではないかと思っております。
後半の北米フォーム印刷業界の視察報告とあわせて、欧米における現状と動向について、皆さんにお聞きいただいて、これからのビジネスにお役に立てれば幸いだと思っております。
どうぞご清聴のほどよろしくお願いいたします。 |
|
|
「ラベルエキスポヨーロッパ2007」視察リポート |
|