製版・印刷・
印刷物加工などの工程で,各種指標として使われる目印(マーク)。従来の印刷現場では
トンボとよばれる見当合せのためのマークがレジスターマークとして多く使用されており,これは左右や斜めの
見当ずれを十字
罫線や同心円マークによって目視検出することが可能である。トンボの代表的な例としては
製本を行う際に必要な「
折りトンボ」,印刷時の位置合せにおいて必要な「見当トンボ」があげられる。
自動見当合せ装置の高性能化にともないそれぞれの検出機に適したものが考案されたことにより,レジスターマークは多様化している。たとえば
ウエブ多色印刷で用いられる短冊形のマークもその一つであり,このような自動検出用のマークは
アイマークとよばれることもある。