変動は激しいし、いろいろなこともある中で、バブルが時々弾けてしまう中でどうやっていくかということになるわけです。
経営で何が大事かということになるわけですが、経営環境は時々危機が起きます。また新興国は成長するのでなかなかダイナミックです。しかし ダイナミックというと品がいいですが、乱暴で下品な市場とも言えます。
冒頭に述べた父親が実はトッパン・ムーアで、メインの仕事は二つありまして、購買の仕事とアジアの仕事です。アジアでトッパン・ムーアが展開していく仕事だったので、私も子どものときからアジアのビジネスを、父親の背中を見ていたわけですが、当時から大変でした。今日も大変ですが30年前はもっと大変な状況で、かなりワイルドな中で戦わなければいけないということだと思います。常に「嵐の中で船を漕ぎ出す」ようなことをやらなければいけないわけです。そして「船を大嵐の中で漕ぎ出さない限り」何も得られないということになります。