カラーセンターをベースにお客様といろいろなコラボレーションを行っているのですが、たとえば「ジャストインタイム」、あるいは「One to One バリアブル」「Web」と、どちらかというとプロダクトアウト型ではなく、顧客の視点でクライアントのマーケティング課題、マーケティングプロセスそのものに対してデジタルが提案できるようになってまいりました。 それが本日のポイントです。
アイサス(AISAS)というのは先ほど出ていましたが、ちょっと古典的にアイドマ(AIDMA)のプロセスです。気づいて(Attention)興味を持って(Interest)、欲しい(Desire)と思う。メモリー(Memory)というのは要は、カタログでもなんでもいいですが、繰り返し見たり、いろいろなことを想像したり、検
討したりする行為です。そこから最後に購買行動(Action)になって、満足(satisfaction)を得る、そしてまたリピートに戻るという普遍的なサイクルです。そういうマーケティングのサイクルそのものを、デジタルプリンティング手法がワンストップで支援できるようになりつつあります。
まず「新エリアマーケティング」です。先ほどタウンメール、タウンプラスが出たと思いますが、地図情報システム(GIS)と組み合わせることにより、お客様データベースを使わないで「新たなお客様を発見」する手法が可能となります。
「新エリアマーケティング」を活用し集客することにより、今度は、本当にフェイス・ツー・フェイスになる。では、その人の気を引いたり、購買意欲を上げたりというところはどうかというと、「感性」のマーケティング領域でイメージバリアブルという面白い商材が出てきています。 最後は「フロント営業支援」ですが、いわゆるマーケティングツールとしてのWeb to Print 。現場でほしいときにカスタマイズしたカタログやチラシを作り、活用する環境ができつつあります。
印刷業界では、最近、「One-Stop」あるいは「プリントマネジメントカンパニー」とっていますが、デジタル印刷もOne-Stopデジタルサービス時代になってきています。ここまで概念的な話しかしていませんが、実際「御社のお客様はどこに課題をお持ちか知っていますか」という問い掛けを今日はしてみたいと思います。