広帯域(ブロード
バンド)は「たくさんのデータを送受信できる」といった意味で、ブロードバンド通信とも称される。低速の電話網に対して,テレビ会議,高速
ファクシミリ等といった広い通信周波数領域を必要とする情報を,帯域を保証して一元的に扱える高速通信網のこと。広帯域(ブロードバンド)通信の代表的なものとして、インターネットに接続により、ウェブサイトで動画を見たり、アプリケーションソフトを
ダウンロードしたり、添付
ファイル付きの電子メールを短時間で送受信したり、テレビ電話の機能を使ったりできることがあげられる。広帯域(ブロードバンド)のインターネット接続方法として、
光ファイバー、ADSL、CATV(ケーブルテレビ)、などがある。また、ホットスポットと呼ばれる無線
LANのアクセス
ポイントが増えつつあり、これもブロードバンドの一方式になる。光ファイバーによる通信サービスとしては、一般家庭の宅内まで光ファイバーを
引き込む「FTTH」(Fiber To The Home)、加入者の建物まで引き込んで行うFTTB(Fiber To building)などがある。なお、対義語として、通信速度が遅い一般の電話回線(アナログ回線)や ISDN を狭帯域(ナローバンドnarrow band )と呼び、それらを利用した通信を狭帯域(ナローバンド)通信と称する。ナローバンドは、「送受信できるデータ量が少ない」といった意味。