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レジンコート紙
れじんこーとし / resin coated paper
銀塩印画紙の構成と同じように,原紙の表面をポリエチレンなどの樹脂でラミネートしたレジンコート紙(RC紙)と呼ばれる基材を用い,その上にインク受容層を設けた用紙である。外観や風合いが銀塩写真の印画紙に近く,写真出力の用紙として好まれている。インク受容層として従来は、インクに溶解または膨潤する吸水性ポリマーを用いる「膨潤型」が多かった。しかし、膨潤型はプリント後乾燥するまで長時間を要するという取扱い上の問題があった。そこで、吸水性ポリマーに代わり、アルミナやシリカなどの超微粒無機顔料を用い、顔料粒子間の空隙にインクを吸収する「マイクロポーラス型」のメディアが開発・製品化されている。