インク供給方式には大きく分けてオンキャリッジ方式とオフキャリッジ方式(チューブ方式)がある。オンキャリッジ方式が用いられている製品はコンシューマの小型
インクジェットプリンターが代表的なものであり,構造がシンプルなのでローコスト化に向いている。又,オフキャリッジ方式は主にワイド
フォーマットプリンターや高速プロダクションプリンターに採用されているが,両者とも
プリントヘッドの
ノズル数やインクの消費量が非常に多いために,①大容量であること,②稼働中でも
インクカートリッジ交換が可能なこと,③多くのプリントヘッドにインクを安定供給可能なこと,などがその理由である。