しわ,静電気防止のために
巻取紙を加湿する装置。一般に印刷室の湿度は55~60%,用紙の含有水分で5~6%が良いとされている。加湿装置の種類としては,印刷室全体を加湿するには天井に霧吹きタイプを取り付けるのが一般的である。
オフセット輪転印刷機の場合は,ドライヤで乾燥した用紙を再加湿するためにクーリングローラ部に
湿し水給水装置タイプ,霧吹き+ローラタイプを設置する場合が多い。また
ウエブパス部に
コロナ放電+霧吹き+高電圧の高価なタイプを設置することもある。印刷において湿度調整は特に重要であり,印刷工場に加湿器がつかわれている。冬季に暖房すると室内湿度は20%以下になり,静電気障害,紙癖,紙しわなどの印刷障害が発生する。