目的にかなった印刷物に仕上げるために,必ず備えもつべきインキの性質。(印刷方法や印刷機の種類と紙や金属,フィルムなどの
被印刷物の種類によって必要なインキの適性は異なる。)次の二つに分類される。①インキが印刷機上で流動し,その性能を十分に発揮すること。これは
粘度・
タック・
引き・
降伏値・
チキソトロピーなどに密接な関係がある。②インキが印刷された後,適当な被膜をつくり,光沢・色彩などすべて欠点のない状態になること。これは,インキそのものの色・つや・透明度・被覆率・乾燥度などに左右される。