酸化重合乾燥型インキ

さんかじゅうごうかんそうがたいんき / drying oils based ink

酸化重合によって乾燥するインキ。インキ中の乾性油成分が空気と接触し，空気中の酸素を吸収して酸化反応を起こし重合し，乾燥する。酸化重合促進剤には金属ドライヤでマンガン，コバルトのナフテン酸塩を油脂に溶解した液状ドライヤが多く用いられる。乾燥時間は乾性油の種類，ドライヤの種類と添加量などによって決まるが，温度・湿度・湿し水のpHおよび紙の酸性度などによっても左右される。枚葉平版インキ，活版インキの多くがこのタイプである。