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光文堂コミュニケーションズ株式会社
所在地:沖縄県島尻郡南風原町字兼城577
代表者:代表取締役社長 外間 なるみ
従業員数158名(2022 年 4 月現在)
URL: https://www.kobundo.net/
2022年5月15日、本土復帰50周年を迎えた沖縄に本社を構える光文堂コミュニケーションズ株式会社は、設立から60周年の節目に、シンボルコピーとして「人と人とをつなぐ幸せを、いつまでも」を掲げた。そんな光文堂コミュニケーションズが発行する季刊誌「おきなわいちば」はつくる人と食べる人をつなぐ、暮らしと食の雑誌。定価700円で販売されているが、この6月に発行された第77号は完売となっている。観光という目線では見つけられない、沖縄に住む人たちのふだんの暮らしから見えてくるとびきりステキな“いつもの沖縄”をピックアップしている。
この情報誌を編集・制作していく過程で取材した店舗や施設の商品を販売するe-コマースサイト「おきなわいちば SELECT SHOP」の運営も行っている。沖縄ならではの魅力にあふれる商品が並んでいる。観光スポットのお土産屋さんではなかなかお目にかかれない、職人が作り込んだ逸品が目を引く。
毎年11月1日は「泡盛の日」。この「泡盛の日」に合わせ、琉球王国時代に思いを馳せ、琉球泡盛を味わいながら、その文化を語り合う時間・空間を創出し、広く県民や観光客に琉球泡盛を深く知ってもらうイベントが開催された。首里城の中で泡盛が保管されていた「銭蔵」を中心に開催されたこのイベントの運営を司っていたのが光文堂コミュニケーションズだ。
そのイベントの舞台となった首里城が火災に見舞われたのは、2019年10月末のこと。そんな中でも、光文堂コミュニケーションズは、地域経済の活性化に資する事業を標榜し、内閣府沖縄総合事務局運輸部が主管して進めた「首里城公園を中心としたナイトタイムコンテンツ造成事業」で、首里城公園への来園者数増強のための夜の首里城公園を楽しむイベントにおいて、「首里夜市」の企画・制作・運営を提案して受託。更に「首里城基金支援カレンダー」の制作・販売により、2019年~21年までの3年間で約500万円を沖縄美ら島財団に寄附したという。その他にも様々なイベントの運営を通じて沖縄県の地域経済の活性化にまい進している。
連載 「じゃぱにうむレビュー」 第17回
全国の印刷会社が取り組む地方創生、地域活性化に関わる事業の事例をトピックスとしてご紹介します。 第17回目は、北海道帯広市に本社を置く東洋株式会社の取り組みを紹介します。