(1)フィルムや
印刷版に
網点を形成すること。60年以上前の湿板時代はガラス交差スクリーン,以降感光材がフィルムとなってからは
コンタクトスクリーンと製版用カメラを利用して,網点を形成させていた。その後,スキャナの
ドットジェネレータにより網点を電子的に発生させるようになっている。網点の形状はスクエアドット,チェーンドット,ラウンドドットなどがあり,網点の大きさ,すなわち
スクリーン線数も用紙や用途により選択される。300線以上の細線を使用した
高精細印刷や,一定の大きさの網点がランダムに配置され,濃淡をドットの密度で表現する
FMスクリーニングによる
高品位印刷なども開発されている。(2)
グラビア印刷において,版の
セルから転移された
グラビアインキがスクリーンの網点部分に流れて,つぶれるべき
シャドー部にインキが流れないで,
スクリーン目が現れることをいうこともある。