ポリエステル,ポリプロピレン,ナイロンなどのプラスチックフィルムの表面に,アルミニウム,酸化けい素,アルミナなどの金属を
真空蒸着法によって薄膜を形成したもの。真空蒸着法は,10-4~10-6 Torr 程度の真空下で金属を加熱蒸発させてプラスチックフィルム表面に付着させ薄膜を形成させる方法である。蒸着膜の厚みは蒸着させる金属の種類によって異なるが,一般に30~60nm 程度である。おもな用途は,水蒸気バリア性や酸素バリア性を有する食品包装,装飾性や美麗性のある
ラベル,ステッカー,包装材などである。