技術委員長を6月から担当させていただいておりますでございます。最初に、ご挨拶ときょうのセミナーの趣旨をお話しさせていただきたいと思います。
きょう、その前に、このホールをトッパンフォームズさんのご配慮によりましてお借りして開催させていただきます。感謝を申し上げたいと思います。
それでは、私のほうから趣旨のご説明をいたしますが、堅い話をする前に、実はちょうど今週の初め、中国の香港とマカオのほうに2、3日ほど出張してまいりました。会議のほうは当然いろいろな会議をしてきましたが、残念ながら、外を歩きますと、皆さんも中国に出張されるとおわかりになると思いますが、どんよりとした雲の先のほうに太陽がぼけて見えるんですね。これは香港、マカオだけではなくて、北京でも、上海でも、くっきりとした青空と太陽が見えないというのがほぼ年間通じてあるということのようです。それと、外のほうを1、2時間散歩しておりますと、舌のあたりがだんだんザラザラしてきまして、いわゆる大気汚染がここまできているのかということを実感いたします。日本でいいますと、たぶん30年、40年前、川崎、四日市など、大気汚染、河川を含めましていろいろな問題があったと思いますが、それが今、お隣の国でも非常に大規模に起こっているということを痛感した次第です。
これは個人の問題としても大きな問題ですが、きょうのセミナーの趣旨は、各企業、業界といたしましてこういうことに関しましてどういう環境認識をするのか、課題を認識するのかというお話を最初にさせていただきたいと思います。
最初、簡単な資料を用意いたしましたので、それをご覧いただきたいと思います。 |