[1]日 時 平成15年11月13日(木)
PM1:30〜2:40
[2]場 所
茅場町「鉄鋼会館」802号室
[3]出席者
城戸会長、瀬戸副会長、山本専務理事、立花常任理事、那須常任理事、四條常任理事、小谷
(正)常任理事、花田常任理事、福田(学)常任理事、瀬戸(良)常任理事、松田常任理事、渡辺北海道会長、佐々木北陸会長、藤沼中部会長、絹川関西副会
長、柳田西中国会長、小島四国会長、吉田理事、福武理事、日暮監事、浜砂義則(岡本九州会長)代理、石渡宏侑(天野理事)代理
以上22名
[4]議 題
(1)委員会報告
(2)日印産連等関連報告
(3)各工業会報告
[5]議 事 城戸
会長の挨拶のあと議事に入った。
資材委員会(那須委員長)から、平成15年9月並びに平成15年4月〜9月の紙品種別生産・出荷・在庫高について概要が説明された。メーカー紙合計の
9月生産高は、1,507,797t(前年同月比97.1%)、国内払出高1,479,025t(同98.2%)、月末在庫高1,335,702t(在庫
率86.3%)と動きは良くない。これに対して、フォーム用紙の9月生産高は、29,225t(同112.8%)、メーカー国内払出高27,911t(同
102.6%)、代理店払出高22,288t(同103.7%)と数字上では伸びを示しているが、これは市場の実態を反映したものではなく、一部メーカー
の品種構成替えによるものと判断される等説明された。他に、平成10年から15年9月までの紙需給動向、平成9年から現在までの景気指標について、資料に
基づいて説明があった。
次に、国際委員会(四條委員長)から、DMIA情報として、Graph Expo 2003
での一般印刷における傾向に焦点を置き、この傾向が如何に現在のフォーム業界の企業へ影響を与えるかについて、DMIAコンサルタントのIvars
Sarkans氏が「ビジネス印刷技術レポート」に巧く纏めているので和訳したと紹介された。また、アメリカのムーア・ウォーレス社がダネリー社に買収さ
れるという動きついての報告があった。ムーア・ウォーレスの名前は残らない模様で、これによりBFを掲げてきた企業の名前がほとんど消えることになるが、
ムーアとウォーレス社の合併は半年もたなかったということになり、アメリカ業界の激しさを象徴していると思われる等説明された。また、9月に開催された第
1回世界印刷技術者会議について総括が行われ、周到な準備、多数の参加者、聴衆の熱意が感じられた会議となり成功したのではないか、また、同会議のコンセ
プトが良く理解されたと思う。第2回目以降の開催については、今後各国と話し合いの場を持つことになっている等報告された。
次に、業務委員会(小谷正嘉委員長)から、平成15年10月の月次計算書が説明され了承された。また、会報「フォーム印刷」新年号への年頭所感等の寄稿につい
て、改めて協力方が要請された。
次に、市場調査委員会(花田委員長)から、フォーム印刷業界の現状と将来展望等の調査研究について、今回は、外部機関に委託するのではなく、市場調査委員会で議
論して見解をまとめたいと考えている。アンケート調査は行わないので客観的データは揃わないが、委員会メンバー会社のデータを参考に、今年度内には報告書
を作成したいと考えている等報告された。
次に、技術委員会(瀬戸良教委員長)から、11月6日(木)に「労働スクエア東京」で開催された技術セミナーについての報告があった。講師はYRPユビキタス・
ネットワーキング研究所の越塚登副所長(東京大学情報基盤センター助教授。なお、研究所所長は坂村健教授)で、近年、脚光を浴びているICタグやRFID
を用いたユビキタスコンピューティング、ユビキタスネットワーキングに関するシステムの概要、更に、ユビキタスIDセンターにおける、ユビキタス環境実現
に向けた具体的な取り組みについて易しく説明があった。ユビキタスコンピューティングを実現するうえで大切なのは、極小チップ、コミュニケーター、ユビキ
タスIDセンター(サーバー)などトータルなシステムとして完成させる必要があることであり、また、それが円滑に機能する社会基盤の整備が重要であるこ
と、更には、セキュリティーポリシーの確立が第一義的に重要である等講演されたと報告された。
次に、業界再生検討委員会(城戸委員長)から、今月の27日(木)に本委員会とワーキング・グループの合同委員会を開催して、次の検討テーマである「DPSの積算体
系の見直し」について検討を始めることにしているが、失敗コスト・予防コスト等を見込んだ見積もりができるよう「積算項目」を年度内には確定させたい等報
告された。
10月21日(火)に開催された日印産連の総務委員会の概要が城戸会長から報告された。
'03印刷文化典結果報告に関する件、平成16年新年交歓会に関する件、特定業種指定の申請に関する件、知的財産権セミナー開催について、グリーン基準説
明会開催について、平成16年度税制改正要望書について等が説明された。次に、10月7日(火)に開催された日印産連の経営労働委員会の概要が瀬戸副会長
から報告された。官公需問題とその対応策については、全印工連の原案を基に検討が進んでいること等の他、特定業種指定の件、税制改正要望の件、知的財産権
セミナーの件等が説明された。
各地区工業会から最近の厳しいマーケット状況、会員動向、理事会・研修会・ゴルフ大会開催結果等についての報告並びに今後の活動計
画が報告され、最後に瀬戸副会長の挨拶で閉会した。
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