日本フォーム工連・第9回(平成13年3月)理事会

平成13・14年度 A会費(分担金)決まる

 日本フォーム印刷工業連合会の平成12年度第9回理事会が、3月8日(木)午後2時から東京・茅場町の「鉄鋼会館」会議室で開催された。

[1]出席者

城戸会長、山本専務理事、両角常任理事、日浦常任理事、柴藤常任理事、福田(学)常任理事、松田常任理事、渡辺北海道会長、笹氣東北会長、藤沼中部会長、川瀬関西会長、柳田西中国副会長、岡本九州会長、吉田理事、福武理事、浅井監事、宮島勝美(瀬戸副会長)代理、鈴木清(君田副会長)代理

以上18名

[2]議 題 

(1)委員会報告
(2)日印産連等関連報告
(3)各国業界報告

[3]議 事 城戸会長の開会挨拶のあと議事に入った。

委員会報告

資材委員会(日浦委員長)

 日本製紙連合会がまとめた平成12年(1月〜12月)の紙合計の生産高は19,037千トンで前年比3.5%増、国内出荷高は18,306千トンで前年比の3.2%増と過去最高となった。一方、輸出高は685千トンで前年比−15.9%と大幅減となっている。過去最高となった要因としては、新聞用紙の伸び(広告出稿の増加、潤年、選挙、オリンピック等)及び印刷・情報用紙の伸び(販促用チラシ、カタログ、IT関連機器のマニュアル等)が挙げられる。価格については、フォーム用紙、ノーカーボン紙を含めて横ばいである。印刷用紙については、特需の動き(マイライン、金融・証券等の再編整理統合、省庁再編)による一時的な需要増があるが、長期的な需要増につながる物件は見られない。塗工紙については、微塗工紙の不足感はあるものの全体的に緩和に向かっている。マイライン関連のインクジェット対応用紙の統計品種は、日本製紙連合会とメーカーが合意に至らず、現在、各メーカーによって「情報記録紙」「その他情報用紙」「加工原紙」など異なった品種に組み入れられ統一されていないため、インクジェット対応用紙の出荷高が一見して判るようになっていないが、三品種の前年同期比が顕著な伸びを示していることから、マイライン効課を判断することができる等説明された。次に、資材委員会の平成12年度の事業として、去る221日(水)に30社約50名が参加して、東京メディア製作株式会社(読売新聞社府中工場)の工場見学会を実施した、とその概要報告された。また、資材セミナーについては、テーマ(講師)が選定できず、残念ながら今年度の実施は見送りとしたい等報告された。

技術委員会(鈴木清代理)

 技術委員会の平成12年度事業である技術座談会を314日(水)に鉄鋼会館会議室で開催する。今年度のテーマとして、「フォーム印刷産業におけるプリプレス工程のデジタル化の現状と課題」を取り上げ、技術委員会メンバー5名にゲスト3名を加えて、プリプレス工程のデジタル化への推進要素(合理化・省力化、印刷品質の向上、顧客ニーズへの対応、受発注業務のネットワーク化)、デジタル化推進を阻害する要因(設備、ソフト、環境、インフラ)等について、忌憚のない意見交換を行いたいと考えている等報告された。

業務委員会(柴藤委員長)

 平成132月度の月次計算書が説明され承認された。併せて、あと一と月で決算を迎えることから、各科目の予算決算の増減状況が説明され、1〜2の科目の予算超過が見込まれるものの、全体では予算内に充分収まり特に問題はない等報告された。次に、日本フォーム工連の平成13年・14年度のA会費(分担金)について、規定に基づいて再計算された各地区工業会の分担金が提示され承認された。なお、A会費(分担金)の総額について、会員の減少は各工業会にとって大きな負担となるので、今後、総額を減少させることも考慮してはどうかとの意見がだされ業務委員会で検討することとした。次に、2001年海外研修の旅について、9月にシカゴのマコーミックパレスで開催される「PRINTUSA2001」見学をメーンテーマとして企画された旅程案が再提示され説明されたが、旅行費用の割高感もあり、他旅行社から見積もりを取ってはどうかとの意見がだされ、対応を検討することとした。

日本印刷産業連合会等関連報告

 城戸会長より2月8日に開催された日印産連の総務委員会の概要が報告された。2001年新年交歓会開催結果に関する件、Printing Frontier 21に関する件、第7回世界印刷会議・北京大会について、経済産業省の組織について、「共同法人」について、容器包装識別表示説明会(大阪)の開催について、その他報告事項等が報告されたが、「将来展望策提示行―Printing Frontier 21」については、本報告書(A4判、約210ページ)が4月初旬に完成し、有償頒布(会員価格3,800円、一般価格6,000円)されること、概要版(A4判、約20ページ)が作成され会員に無償配布されること、英語版(A4判、約30ページ)が作成されること、周知徹底のため「Printing Frontier 21説明会」が全国6都市で開催されること等が説明された。

各工業会報告

 各工業会から最近の厳しいマーケット状況、理事会、新年交歓会等今後の活動計画等が報告されたが、価格については、総じて徐々に回復の兆しが出てきているものの、まだまだ厳しい状況にあること、また、コンサルタント会社の営業手法による印刷市場の混乱も懸念されるので、今後とも会員の良識ある対応が望まれる等意見交換があり、最後に城戸会長の挨拶で閉会した。

 

 

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