日本フォーム工連・第7回(平成12年11月)理事会

会報内容充実に会員の積極的寄稿を期待!

 日本フォーム印刷工業連合会の平成12年度第7回理事会が、1121日(火)午後1時30分から東京・茅場町の「鉄鋼会館」会議室で開催された。

[1]出席者

城戸会長、福田副会長、瀬戸副会長、君田副会長、山本専務理事、日浦常任理事、松井常任理事、柴藤常任理事、四條常任理事、福田(学)常任理事、松田常任理事、渡辺北海道会長、笹氣東北会長、藤沼中部会長、川瀬関西会長、岡本九州会長、吉田理事、柳田理事、浅井監事  

以上19

[2]議 題

(1)委員会報告
(2)日印産連等関連報告
(3)各工業会報告

[3]議 事 城戸会長の開会挨拶のあと議事に入った。

委員会報告

資材委員会(日浦委員長)

 紙合計の生産、出荷ともに9月としては過去最高を記録した。国内出荷好調の理由は、新聞用紙(広告出稿の増加、オリンピック報道ページ増)の伸び、印刷情報用紙では折り込みチラシ、パンフレット類、携帯電話の取扱説明書等が伸びた結果である。12年度上半期の紙合計は、国内需要の拡大を反映して、生産は3.7%増の9,480千トン、出荷も2.9%増の9,420千トンとなり、過去のピークだった平成9年度上期を抜いて記録を更新した。フォーム用紙の上半期は、生産高180,674トンで前年同期比2.7%減、国内出荷高は180,816トンで同1.5%減、在庫高は23,403トンで同17.5%減となり、これを見ても市場の縮小傾向がよく判る。ノーカーボン紙の上半期も同様の傾向で、生産高164,195トンで同3.9%減、国内出荷高は158,008トンで同0.6%減、在庫高は28,109トンで同19.1%減であった等報告された。

技術委員会(君田委員長)

 1115日(水)の午後2時から東京・茅場町の鉄鋼会館で技術セミナーを開催した。講師は日本ユニシス(株)asaban.com事業部の堀田和雄事業部長、テーマは「やさしいe−ビジネス」で、約180名の会員が熱心に聴講して盛況であった。副題を「業種別事例に見る印刷業とe−ビジネスの共存」として、オフィスMRO電子調達市場、建設向けコミュニケーションサービスProject Center、インターネット印刷受発注サービス(プリントコマース)等の事例がやさしく解説された等報告された。

国際委員会(四條委員長)

 日印産連の印刷産業将来展望検討委員会・戦略対応ワーキンググループを中心に、1022日から112日までニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ等で調査が行われ、PIA会長及び幹部とのミーティング、PIA Vision 21会議、ダネリー社、コラボリア社、JETR0NY等訪問についての概要が報告された。PIA Vision 21会議では、印刷を巡るマクロ環境、印刷産業の事業環境、印刷市場の展望等について報告があり、印刷市場の見込みとしてビジネスフォームは、’01’03年は-5.7%、’04’06年は-3.5%と予測されている。また、1111日から14日まで米国ジカリフォルニアで開催された、IBFIの第47Annual Meeting & 2000 Leadership Conferenceの概要が報告された。会長、専務理事等の人事問題の他、予算決算について、カナダのフォーム印刷団体が退会するなど会員が大幅に減少して、2000年は10万ドルの赤字、2001年計画では3万ドルの赤字となっている等報告された。

業務委員会(柴藤委員長)

 10月度の月次計算書が説明され承認された。また、平成13年の日本フォーム工連の理事会等会議日程が説明され原案通り承認された。通常総会は614日(木)に、持ち回り理事会は、中部フォーム印刷工業会の担当で1011日(木)に開催が予定されている。なお、これまで理事会の開始時刻は、午後130分であったが来年は30分遅らせて午後2時開始とすることで承認された。また、日印産連でも機関紙の内容充実が課題となっているが、日本フォーム工連としても会報の内容充実を図るべく業務委員会で検討を進めており、例えば大手会員企業に内外の各種情報の寄稿をお願いすること等も考えている。来年の会報1月号に掲載する年頭所感の寄稿を各理事にお願いしているところであるが、会報の内容充実のためにも建設的ご意見を積極的に寄稿願いたい等報告された。

日本印刷産業連合会等関連報告

 日印産連が取りまとめた「印刷産業将来展望策定事業に係る10団体の現状と動向」が示され、日本フォーム工連の現状と動向についての取りまとめ内容の確認及び加筆、修正等を求められていることから意見交換が行われた。その結果、インターネットに係る部分など一部を加筆、修正することとした。次に、1113日に開催された日印産連の経営委員会の審議概要(平成13年度税制要望、ISO認証取得格付け、通産省の中小企業施策、知的財産権研究会報告、印刷産業の経営課題意識調査など)が瀬戸(政)委員から資料に基づいて報告された。また、凸版印刷(株)が開設した「印刷博物館」の特別入場券が日本フォーム工連に300枚贈られたことが報告された。

各工業会報告

 各工業会から最近の需要動向等厳しいマーケット状況、理事会、工場見学会、ゴルフ親睦会等工業会活動状況並びに新年会・講演会等今後の活動計画等が報告されたあと、今回も価格問題等フォーム印刷業界を取り巻く環境について活発な意見交換が行われた。独占禁止法に係わる微妙な問題については、公正取引推進委員会が調査して理事会に報告することとし、最後に瀬戸副会長の挨拶で閉会した。

 

 

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