技術セミナー[T]
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関西・中国・四国地区CTP導入マップ 2005年
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かということで、「DDCPやインキジェットプリンタでの校正」。 そしてCTP処理というとき、お客さまに「CTP化した」ということで転嫁できるのか。「CTP化」という料金については当初よく議論になったのですが、「おまえのところ中抜きでやっているだけではないか。フィルムをなくしてなぜ値段を上げるのか。もっと安くしろ」というような話が実際お客さまのところから出てまいりました。これが上のグループです。 真ん中のグループの話は、たとえば「印刷機の精度」では印刷機の歪み、ピンの狂いなどが課題になってくる。 それから「パンチャーの精度」「印刷機の見当調整原点リセットによる一発見当への影響」。このへんもよく出てきます。これは、俗にCTP化することによって、一発見当で見当合わせが早くなり、それによって印刷機の効率が高まるというのが商印の世界で出てくることですが、CTPを入れたからといって、それでいい印刷物ができるか、あるいは印刷機の効率が上がるかというと、そういうことはない。結構このような細かいところで足を引っ張るというので課題としてあげさせていただきました。 デジタル自体の処理としては、下のグループの部分です。「データ保管の種類と方法」「カラーマネジメント」ということが課題となるかと思います。 |
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B社「品質面は、工程の短縮によって変動やミスの要素が激減した」。工程数が増えれば増えるほどミス、ゴミやほこりの問題を筆頭にいろいろなミスが起こる可能性があるのですが、こういう変動要素、ミスの要素が激減したということです。 「生産性は、工程短縮によってミスの要素が激減した。したがってCTPを使うことによって工程時間が読めるようになってきた」ということを指摘されていました。 中部地区の3社A〜C社にも、実際にお邪魔して経営者の方あるいは現場の方にお話をお聞きしました。 中部地区A社は、平面タイプを入れて半年たたないところです。「品質面には満足、これから実稼動」ということで、まだまだフィルム在版が多かったということで、これからというところでした。 B社は「フロントデジタル化を優先、シルバーデジプレート→サーマルに移行、フロントのデジタル化を完了していればどのようなことにも対応できる」、C社「フロントデジタル化が完了していたためCTF→CTP移行も順調」というように、B社、C社は、かなり前から製版のほうのデジタル化をやられていたので、「CTF、CTPという形で出力の形態が変わってきたことに対しては何の抵抗もなかった。やはりフロント側のほうをきっちりデジタル化しておく。そういうワークフローを構築しておくことが重要だ」と指摘されていました。 |
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釈迦に説法で恐縮ですが、印刷機が違うというところが、商印とフォーム印刷を考えるときの原点だと思います。 商業印刷でも印刷物のサイズが違うのは当たり前ですが、ある程度の規格のなかで動くことが多い。出版系であれば、A列、B列、それをどう面付けするかという世界での話です。フォームの場合は仕上がりサイズが多く全然違う。当然、刷版サイズが違うということです。 そこで、今回、先ほど5社にインタビューしたときにも、本当に素朴な疑問として、「いろいろな版サイズをCTPではどのように処理するの?」「枚葉ではないけど一発見当は本当に出来るの?」「置き版(フィルム)が多いけどその対応は?」、この3点をどうされているのか聞いてきました。 結構これは重要だと思います。私ども、CTPをいろいろご紹介させていただいているときにも、結構ここがポイントになります。これを先駆者たちはどういうふうにしているかご紹介したいと思います。 |
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見せていただいて、なぜこんなにいっぱいあるのかということがありました。同じ機械でも、サイズ別で版胴サイズが違います。これでいろいろ版サイズがあることがよくわかってきて、どういうふうに使われているのかということで、CTP化のときにいろいろ課題が出てきた。そういうことであえて書かせていただきました。 平林 何年か前、私も最初に嶋野さんといったとき、皆さまの前で恥ずかしいのですが、私など目が点になってしまいました。では、それをどう処理していくのかということは十分検討しなければいけないと思った部分です。 絵で描かせていただいたのは、平面図としてフォーム印刷は横幅は一緒で、長さの違う版が必要ということ、枚葉のほう全部ではないですが、Uカットを採用している。 嶋野 枚葉はUカットがだいたい基準で、版胴にとめる際の基準がUカットになっています。その横の黒い丸と四角の穴は、刷版をつくるための、版をはり込む際のピンです。そのピンを利用して、輪転機のほうは曲げ加工されたりするような形です。 ですから、CTPを我々が提供する際には、この基準となるピンがどういう形のピンを使っておられるかどうかをお調べする。版サイズも合わせましてこのへんの調査をさせていただくことになります。 平林 曲げの側面図は、横から見たときの版曲げはだいたいこんな感じですね。輪転という意味ではだいたいフォーム印刷機も同じで、ここ(曲がっている部分)に引っ掛かっているだけ、という形ですね。 嶋野 はい。フックでつかまるという形です。商業輪転では2段階、3段階と曲がっていますが、フォーム機のほうはそこまで曲がっていなく、直角に曲がったくらいのものもあり、曲げ加工は少し違います。 枚葉のほうは、Uカットでぴったりピンに落とし込み、直接ピンを使って版胴にとめるというのが枚葉のやり方です。輪転のほうは、ピンを基準に曲げるというだけで、ピンそのもので穴にとめる方法ではありません。 平林 今、嶋野のご説明させていただいたところが、一発見当とか精度とかというところに影響してくるということです。 異なる版サイズが必要になってくるということです。 フォーム印刷機に必要な刷版サイズというのは、先ほどポンチ絵ではああいう形でいろいろなものを貼ってあるのですが、うちも一生懸命調べました。 嶋野 これがエクセルのデータです。お渡ししていない資料ですが、私がいろいろな会社を回って調べた版サイズを一覧にしたものの一部です。 BF輪転の会社様を調べさせていただきましたら「BF輪転」と書きました。「校正会社」もあったりします。 BFの調べたもので版サイズの幅が一番大きいので620mm くらいというのがこの時点ではわかってきた。だいたい450mm 〜500mmくらいの版幅が多かったわけです。 商業輪転でいきますと、B3縦くらいの輪転機の幅のサイズです。大きく違うのは、縦方向です。版胴でサイズが全く変わってきますので、これは、8インチ、200mmくらいから最大600mm いくつまで版サイズがありました。最近調べましたら800mmくらいまでいく場合もありました。 |
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