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日本フォーム印刷工業連合会 平成28年度 第6回理事会議事録
平成28年10月13日(木)午後4時
グランドプリンスホテル広島「瀬戸内」
出席者(56名)
小谷会長、櫻井副会長、小林副会長、林副会長、宮下常任理事、辻常任理事、 松川常任理事、
石井常任理事、渡辺常任理事、西村常任理事、入野常任理事、溝口常任理事、湯川常任理事、
和田常任理事、福田常任理事、佐々木常任理事、福武理事、朝日理事、瀧本理事、小島理事、
岡田監事、山口(専務理事事務局)筧(事務局)
<オブザーバー> 
北海道工業会:西智樹、永野修一 関東工業会:因志信、松田守生、篠田ちゑ、磯村和孝、
宮腰巖、城倉稔、吉田一雄  中部工業会:宮本信一 関西工業会: 中村利昭、下川義記 
中国・四国工業会:岡本誠司、菅原正則、岡田康宏、岡田一郎、若松真一、吉岡康士、吉岡勇貴、
馬場ア清、佐野祐司、馬場憲明、田口耕作、赤坂徳靖、渡部辰夫、太田真義、森本孝之、
森本ひかり、宮元淳、寺田健一、斉藤一則、中尾俊昭 九州工業会:福徳孝志
議 題 (1) 中国・四国フォーム印刷工業会活動報   告  (中国・四国フォーム印刷工業会
   会長 湯川 真)
(2) 委員会報告
(3) 日本印刷産業連合会等関連報告
(4) 各フォーム印刷工業会からの報告



議 事 冒頭、小谷会長の開会挨拶があり議事に入った。
 
小谷会長
【小谷会長挨拶骨子】
皆さん、こんにちは。10月は毎年こういう形で、東京を離れて持回り理事会ということで開催させていただいております。本年は、中国・四国の皆さんに大変お世話になりまして、このようなすばらしい会場で開催させていただくことに、まずお礼を申し上げます。
8月に関東の皆さん方と納涼の懇親会をしたと思ったら、また9月は印刷の月があって、台風がいっぱい来てと思ったら、秋が深まって来たわけです。今日は安芸の宮島で、ちょっと字が違うんですけれども、秋の宮島で持回り理事会ということになったわけです。
6月から会長をさせていただいておりまして、最初の理事会で皆さま方に「報告を聞いてメモをして帰るだけではなくて、もう少し業界のためになるような議論をしましょうよ」と申し上げました。たぶん今、皆さん方が、今一番お困りのことは人材採用ではないですか。私どもも大変苦労しています。これは、正社員にかかわらず、パートの方、アルバイトの方がなかなか人が集まらないという状況であると思います。団体として毎年行なわれる“page”に出展したり、“IGAS”に出展したりして、我々の業界はこんなすばらしいんだよ、フォーム工連がこういうことをやっているんだということをPRしています。これは、櫻井前会長がずっと言われていたことです。そのことをもっと学生の方にも一般の方にもわかっていただいて、ああ、そういう仕事だったらやってみようかと思っていただけるようなことが、我々でできないかを、ぜひ、今日の理事会でも、その後の懇親会、二次会と時間はたっぷりありますので、人材確保について、何か我々フォーム工連でやれることがあれば、ぜひやりたいと思いますので、活発な議論をしていただきたいと思います。
今日の会場のホテルは、サミットのときに外相会議が開かれた、サミット並みの施設での開催ですので、これからの理事会をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
 1. 中国・四国フォーム印刷工業会活動報告
【湯川会長報告骨子】
こんにちは。ようこそ広島にいらっしゃいました。歓迎の挨拶の前に、今年初めの九州熊本の地震、そして先日の阿蘇山の噴火、10月の台風による東北、北海道の水害など、今も苦しんでいらっしゃる方々に一日も早くお元気になられるようお見舞いを申し上げます。
当会は、中国5県と四国4県に、正会員14社、特別会員4社、準会員2社の構成となっています。
鳥取、島根に正会員の方はおりませんが、山口県に1社、岡山県に1社、広島県に9社、香川県に2社、そして徳島県に1社となっています。平成25年に東西に別れていたフォーム印刷工業会が統合され、翌年には四国地区も統合され、中国・四国フォーム印刷工業会となりました。この様な状況ではありますが、地域のフォーム印刷企業として、方向性を新たにし、真剣な取り組みが行われています。注文、仕事量が減少し、各社とも機械の老朽化、部品不足の話などを少しずつ静かにですが、話す機会等もあり、人員の確保や技術の継承において、黄色信号でもむりやり通るくらいの覚悟を持って進んでいるようなところであると思います。柔軟な生産体制を目指し、少し無理をしながら日々闘っています。
ちょうど明日から、全印工連の広島県支部では、「印刷産業夢メッセ」が開かれます。この印刷メッセは、印刷会社の業態変化を仲間とともにつくるという意味の「共創」、それからともに生きると書いて「共生」、一緒に業(わざ)をなすと書いて「共業」、これら三つを掲げて11年間続けられています。
これまで当会は会員の親睦を図ることを第一にしてきましが、地元会員の数が年々減少する傾向で、地域会員間の交流も少なくなって寂しい気がしています。そうした中、持ち回り理事会の主催団体として、開催準備を進める過程で、会員間の信頼を強め、業界の総合的発展を図っていくきっかけになると感じています。
伊勢志摩サミットに向けた外相会談が4月に広島で開かれ、各国の代表が来られ、そして、5月27日には広島の平和式典にアメリカの大統領として初めてバラク・オバマ氏が当地を訪れました。そして今日は、グランドプリンスホテルの同じ会場で、理事会の開催となりますので、広島の土産話の一つとして持ち帰っていただければと考えています。今日、明日の2日間ではありますが、広島の空気とお酒と食べ物をしっかりと楽しんでいただきたいと思うばかりです
簡単ですが、第6回理事会の広島開催の歓迎の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
   
 2. 委員会報告
●業務委員会(宮下委員長報告)
・2016年度版会員名簿発行について
・page2017出展募集について
・平成29年新春講演会について
●国際委員会(松川委員長報告)
・北米印刷事情レポートについて
 パーソナライゼーション:失われた環インクジェットの価値を売る
●市場調査委員(石井委員長報告)
・「市場アンケート調査報告セミナー」開催について
●技術委員会(福武委員長報告)
・技術セミナー「印刷自動化への挑戦」について
●環境委員会(朝日委員長報告)
・環境委員会開催報告
・オフセット印刷工場用VOC警報器について
●資材委員会(辻委員長報告)
・10月度用紙事情について
   
 3. 日本印刷産業連合会等関連報告
事務局山口より、資料に基づき以下の報告があった。
(1)グリーンプリンティング認定制度
  2016表彰式・小山薫堂PR大使就任式・特別講演開催のご案内
(2)VOC警報器販売ワーキンググループ会議
(3)JPMAレポートNo249:日本印刷産業機械工業会発行
(4)JAGAT印刷白書2016
(5)JAGAT大会2016
  「日本はなぜ負けるのか」
  発行:インプレスR&D 著者:藤原 洋
   
 4. 各フォーム印刷工業会からの報告
 

北海道フォーム印刷工業会報告(渡辺会長報告)
北海道の印刷関連団体が中心に行なっている、「HOPE2016」が、札幌のアクセスサッポロで開催され、参加者は各2,000名弱、各種セミナーには700名以上が参加された。団体行事としては9月17日に、ゴルフコンペを開催し、13社から20名の参加をいただいた。ニュースとしては、10月1日に北海道の紙の商社であります大丸藤井(株)と日藤(株)がホールディングス会社を止め、経営統合され大丸(株)としてスタートした。これからの予定は12月9日、10日に、毎年恒例のセミナー兼忘年会を開催いたします。
人材確保については、高等技術専門学院があり、電子印刷科とコンタクトを持っている。ここから輩出される学生から毎年1名ないし2名採用をしている。そういった形で毎年、「今年も採ってくださるんですよね」と向こうからの期待もあり、「今年もいい学生を出してくれるんですよね」と、我々の方からの期待もあり、なかなか良い関係になっている。また、通信制の高校に通っている学生を雇用し、学費を企業が支援し、卒業後は就職していただく取り組みも行なわれており、教育機関との連携も非常に大事だなと思う。

東北フォーム印刷工業会報告(西村会長報告)
来週金曜日と土曜日に「全国印刷文化典ふくしま大会」が開催されますので、準備のために9月以降は理事会を開催していません。来週、福島にいらっしゃる方もたくさんいるかと思いますが、福島は3・11の地震以降まだ復興途上で、ぜひ福島に行ってお金を使っていただいて、お土産をたくさん買っていただいて、支援をしていただければと思います。先日、東北青年印刷人協議会があり、大学生が印刷現場にインターンシップに参加し、参加した学生の方々と経営者のパネルディスカッションがありました。学生たちは、「印刷業」と言われても何をしているのかわからないが、参加してはじめて魅力を感じる部分が見出せたと話していました。我々は、やっぱり印刷業界にどっぷり浸かってしまうと、印刷の良さとか、魅力というのを感じられなくなってきています。学生からしても、魅力のある仕事だなというところを頭に置いて求人活動をしたいと思います。自分たちの印刷の魅力を伝えていかなければならないなと思ったところでした。

関東フォーム印刷工業会報告(林会長報告)
先月、第3回目のボウリング大会を行い、正会員45社のうち約半数の20社から総勢80名が参加いただいた。年齢層的には、年配の方も少しいらっしゃいますが、ほとんど若い方に参加していただき、ボウリングの後は懇親会も開催した。しかし、半数の会員企業の方から参加いただけないのは残念なので、来年はもう少し参加の会員を増やしてやっていきたいと思っている。来週の木曜日は関東の理事会になっているので、人材確保について関東として答えを出せるように審議致したい。

関西フォーム印刷工業会報告(溝口会長報告)

来週、10月の関西フォームの理事会を行い、10月27日には大阪支部の例会及び、例会の後、今回で54回目となるがプチ勉強会を開催する。今回はスマートフォン向け広告配信をしているベンチャー企業の(株)アドインテに来ていただいて、「スマートフォン向けユーザーのウエブプラスリアルプロモーションの紹介」というテーマで勉強会を行うことになっている。10月31日の月曜日には、関西での合同ゴルフコンペを瀬田ゴルフコースで行う予定。12月には先日の理事会でも報告したが、関西理事忘年会を、大阪の中之島フェスティバルタワー37階の「ラ・フェットひらまつ」で行う。来年の新年互礼会と新年講演会は、ホテル阪急インターナショナルで開催する。
講演会講師として桐生純子様をお呼びし、女性及び社員の部下とのコミュニケーションがプラスになるヒントにしていただけるよう、「女性社員・部下とのコミュニケーション・ギャップ解決講座!」を企画している。人材確保についてインターンシップを計画したいと思っている。最近近畿大学に行くことがあり、就職関連の掲示板には、各産業のいろいろな企業のインターンシップ登録が貼ってあったが、印刷関係は1社もなかった。なかなか言葉で言うほど簡単ではないと思うが、現場及び営業及び情報処理の様子を、会社見学をひとつ超えた形で勉強していただきながら、印刷及び情報処理のすばらしさを体験してもらいたいと思う。関西として大きいことはできないが、小さいことから少しずつ、そういう取組みを考えているので、ご協力をよろしくお願したい。

九州フォーム印刷工業会報告(和田会長報告)
11月の中旬に忘年会を開催する予定で、市況や情報交換を中心に、2カ月に1回程度の理事会を開催している。熊本や大分の地震の影響もあり、なかなか思うように復興が進んでいないような状況で、市場もちょっと冷え込んでいる感じがしている。九州の正会員はもう4社しかないが、来年は原点に帰って、大手の支社、支店の方々も加わっていただき、生産性の効率や、設備の共有化等を話し合っていきたいと思っている。私は以前、紙の商社に4年ほど勤めていたが、日本の紙の種類や品種が多過ぎるとの疑問を持ち続けている。用紙メーカーでは品種が多過ぎることによって、生産性が高く効率のよい抄造ができていないように思う。印刷業界が変わるというのは大事だが、印刷業界の周辺業界も巻き込んで変わっていかないとならないように思う。人材戦略については企業の大小に関わらず、全国的な問題になっている。雇用の仕方も働き方もどんどん受け入れ、優秀な人を短時間でも働いてもらう等の、多様化を図っていかないといけない。当社でもお客様の経営効率支援と事業の促進支援を切り口にして、人材関係のBPOサービスを2年前から開始している。人材確保のための学生との交流の場である就職面接会も、もっと学生と雇用者が本音を語り合えるような場のセッティングを、私たちが主催している。今まで印刷業界は、お客様の印刷を発注する部署への出入りに限られていたが、このような活動で、人事部とか経営企画部とか、経営層のところに入り込め、お客様とのパイプがもっと太くなる。このような様々な活動を通して、このフォーム印刷工業会の課題を取り組んでいきたい。ありがとうございました。

最後に次回持回り理事会の主催予定である、中部フォーム印刷工業会の入野康会長から、活動報告と閉会の挨拶があった。

皆さん、こんにちは。中部フォーム印刷工業会の入野でございます。
今回、中四国フォーム印刷工業会の湯川会長はじめ、メンバーの方々が素晴らしいこのような会場で持ち回り理事会を開催されたことは、本当に素晴らしいなと思います。
しかし、すばらしいなと思っている反面、次回、どうしようかなと。このようなすばらしい会場以上の会場、もしくは同等の会場をどうやって見つけようかなというところでちょっと不安な面もあります。先ほど小谷会長が伊勢志摩サミット級というふうに言われていましたが、やはりこの地は外相会談があったということなので、来年はぜひ、伊勢志摩サミット級の会場か、伊勢志摩サミット級の土地で何とか開催したいなと思っております。
中部の活動として、9月21日に開催した「9月印刷の月」で印刷功労賞を受賞されたトキワの白尾社長の祝宴を兼ねて、理事会の後に懇親会を開催しました。11月には毎年開催している研修会で、働く人の心と健康、ストレスチェック制度が始まったこともあり、産業医で内科医の山田先生をお招きいたして、お話をいただきます。11月末になりますが忘年会を兼ねた親睦ゴルフコンペの開催を予定しております。
私どもは、皆さんご承知の方もいらっしゃるかと思いますが、軟式野球チームがございまして、過去に全国大会に出たこともあって、非常に強かった時期もありました。年間を通じていろいろな大会があり、名古屋で有名な中日新聞社の中日スポーツ新聞には、正月明けの大会で良い成績を上げると、大きな記事で写真も掲載されます。軟式野球チームが強くなれば、野球をやっていた選手や学生が、入社したい会社として選ばれるのではと思っております。
そろそろお待ちかねの懇親会の時間が迫ってまいりましたので、私からのご挨拶は以上で終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

グランドプリンスホテル広島

次回の平成28年度第7回理事会は
 開催日 平成28年11月10日(木)
 時  間 午後1時30分から
 場  所 日本印刷会館5階 501会議室
を確認して閉会となった。

持回り理事会会場
   
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