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日本フォーム印刷工業連合会 平成26年度 第7回理事会議事録 |
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平成26年11月13日(木)午後1時30分 |
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日本印刷会館5階501会議室 |
出席者(25名) |
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櫻井会長 小谷副会長 小林副会長 林副会長 玉田常任理事 山本常任理事 土屋常任理事
石井常任理事 西常任理事 大門常任理事 入野常任理事 溝口常任理事 太田常任理事
和田常任理事 福田常任理事 佐々木常任理事 福武理事 坊野理事 朝日理事 岡田理事
渡辺理事 瀧本理事 寺山監事 松田会員 山口(専務理事事務局) |
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議 題 (1) 委員会報告
(2) 日本印刷産業連合会等関連報告
(3) 各フォーム印刷工業会からの報告
議 事 |
冒頭、櫻井会長の開会挨拶があり議事に入った。 |
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櫻井会長挨拶骨子 |
先月は北海道で持回り理事会を開催頂きありがとうございました。準備も大変な事だったろうと思 います。ありがとう御座いました。滅多に宿泊できないような立派なバンガローなど素晴らしい雰囲 気の中で過ごさせて頂きました。既に死語になっていますが、上期 下期 との言葉があり、業績の 中間の閉めでご苦労なさっておられると思います。最近ROE(自己資本利益率)との言葉がでてきて、ROEを5%超えてない企業の経営者は失格だ!との記事があり、アメリカの持ち株会社では集団で、ROEで5%未満の会社の社長に対しては退陣要求をしている。と書いてありました。今までは上期 下期 年間という少し優しい雰囲気であったが、第1クォーター、第2クォーター、第3 第4と細か く3か月毎に決算をしなくてはいけない。さらにROEは5%以上と、なにも全て欧米の会計基準に合 わせる必要ないのではと負け惜しみを言っているが、世の中は変化して行く。われわれはこの流れに 合して行かねばならない。
北海道でも話したが、お互いにコミュニケーションを取って、もっと行き来して、業界を盛り上げていきたい。われわれの仕事は得意先の心臓を突き破るような根幹の仕事をしているので、非常に重要な仕事をわれわれはしている。この思いは今でも全く変わらない。会員同士が独自性や独創性の部分で頑張ってやって行きたい。
こんな訳で、来年の1月には関西フォームの互例会に行ってワインの勉強会に参加させて頂き、ワ インをはじめ色々なことを勉強致したい。 |
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1. 委員会報告 |
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(1) 業務委員会(玉田委員長報告)
・ 9月度・10月度月次計算について
・ 羽田クロノゲート見学・ヤマトグループとのミーティングについて
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11月7日午後、羽田空港の隣接地にあるヤマト最大の物流拠点の「羽田クロノゲート」 にて、約20名が参加して施設見学と物流に対するミーティングを実施。 |
・ 「印刷産業関連データ活用セミナー」について
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11月21日午後3時から日本印刷産業連合会と共催して「印刷産業関連データ活用セミナー」を開催する。講師は日印産連市場調査委員長に岩岡正哲氏(岩岡印刷工業(株))と、日印産連企画推進部部長の大島渡氏。幣団体から発行する「フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」2014年版について出版案内を実施の予定。 |
・ page2015出展参加者について
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来年2月4日から3日間、サンシャインシティコンベンションセンターTOKYOで開催させるpage2015に、トッパン・フォームズ(株)、(株)昇寿堂、(有)TOOV、(株)木万屋商会、(株)イセトー、三郷コンピュータ印刷(株)の6社と、昨年より参加者数が減少しているので、引き続き出展者の募集を行なう。 |
(2) 資材委員会(山本委員長報告)
・ 10月・11月度用紙事情について
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11月度の資料は9月までの実績のまとめになっている。そこで 8月と9月の紙の動向を見る。用紙全体として前年対比でも出荷額が96%代、フォーム用紙も99%、ノーカーボンも96%の状況。主要項目のコメントとして情報用紙は104.7%と良い状況であると記載しているが、情報用紙の詳細を見るとPPCが107.3%と伸びているのみで、フォーム用紙やノーカーボンは減少している。インキの出荷金額及び出荷業の状況は、本年3月を境に減少が進んでいる。先月の理事会以降、為替が大きく変化しているので、全ての原材料を輸入に頼っている用紙では、価格の問題が浮上している。しかし 原油価格が低下しているので相殺しているようだ。しかしさらに円安が進み、ある一定レベルを超えた時点で、価格値上げに進む可能性がある。また円安が進む中でも輸入紙が増加しない要因の一つとして、国際的なチップ価格の上昇があるようだ。国内の製紙メーカーは木材を輸入して自前でチップを作っているが、アジア諸国の用紙メーカーでは高値のチップを輸入しているので、価格競争力が弱いようである。 |
(3) 国際委員会(土屋委員長報告)
・ Hunkeler Innovationday2015ツアーについて
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来年2月22日から2年毎にスイスルツェルンで開催されるHunkeler Innovationday 2015を中心として、スイス及びオランダの印刷関連企業訪問するツアーを印刷出版研究所と共同で企画した。本ツアー企画を成立するためには最低20名程度の参加者が必要なので、本日から参加者募集を開始致したい。 |
・ ・ 北米印刷事情レポート
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印刷業界を一変してしまうゲームチェンジャーとして3Dプリンティングを取上げてている。3Dプリンティングは従来の製造方法と比べていくつかの優位点がある。特に、早急にプロトタイプを作る必要があるときに、威力を発揮する。製品開発期間、労務費、材料費などの削減につながる。頻繁にオンディマンドでファブリケーションを行う部署などでは、3Dプリンティング技術を導入することにより、大幅に納期を短縮することができる。3Dプリンティングをサービスとして提供すれば、カスタムビジネスの先陣を切ることができる。大量消費の製品ではなく、個人の要求やニーズを満たした製品を提供することができるようになる。特に、人工装具など個人それぞれにあった器具を提供する市場に貢献するだろう。従来の複雑な製造工程を省き、複数の部品を組み立てずに、そのまま複雑なデザインや部品が組み立てられた状態で出来てしまう。と多くの特徴を持つ3Dプリンティングを紹介した。 |
(4) 技術委員会(林委員長報告)
・ 富士ゼロックス新潟事業所見学会について
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10月30日、富士ゼロックス マニファクチャリング(株)新潟事業所の施設見学会を実施した。参加者30名は早朝の7時30分に東京駅前駐車場に集合し、貸切バスで一路新潟まで向う強行軍であったが、富士ゼロックス社の戦略的な拠点工場で、トヨタ生産方式の「小さく作って、小さく運べ」という事を実践されている事業所を見学できたことは非常に有益であったと思う。 |
・ Mac対応セキュリティー調査について
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印刷産業界で多くの台数が使用されているMac-PCに対する情報漏えい対策に関して、緊急アンケート調査を10月6日〜17日の期間で実施致しました。今回のアンケート調査 には日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会(GCJ)様にもご協力を頂き、46社からの回答を頂いた。この調査結果を踏まえて、Mac-PCの主力になってい OS Xへの対応をまず検討致したい。 |
(5) 環境委員会(朝日委員長報告)
・ セミナー「社会や企業が求める環境への取組み」
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10月17日午後に約80名の参加を頂き「社会や企業が求める環境への取組み」と題して環境セミナーを開催した。基調講演として永年スウェーデン大使館に勤められ同国の社会を熟知されている須永氏から「スウェーデン企業の環境意識とCSR」をテーマに 講演を頂き、第2部は会員企業4社から「収益改善は5S(環境改善)から!」と題して、具体的な環境活動の報告を行なった。このセミナーに参加頂いた54名の方々からアンケートへの回答があり、基調講演46名から興味ある内容であったとの回答があり、日本ではあまり紹介されることが少ないスゥーデン社会における環境への取組みを知る機会になったとのコメントも頂いた。また 第2部セミナーでは全ての参加者 から「満足」との評価を頂き、38名から「役に立つ情報を得られた」との回答があり、17名の方々から「5Sに取組む必要を感じた」と答えて頂いた。 印刷情報研究所発行の「印刷情報」詳細内容の記事が掲載された。 |
(6) 市場委員会(越智市場調査委員報告)
・ 2014年度版「フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」について
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11月21日に開催する「印刷産業関連データ活用セミナー」に併せて発刊するように準備を進めている。
今回の報告書の結果の特徴は、業績回復の傾向が表れ、特に経常利益が上昇した企業 の割合が1.5倍に増加したことである。その要因は高利益製品の受注比率が増えたことと、増税前の駆け込み需要や制度改定による外部的な要因が大きいことである。事業領域拡大への対応として「興味ある分野」を尋ねたところ、昨年最も高い割合を示していた「データプリントサービス分野」が8社と大きく後退し、「システム開発関連分野の仕組み作り」に興味を持つ会員が30社と大きく伸びたことである。この様に興味の焦点が大きく変化させる対応として「営業力・スキルアップ」を課題として挙げている会員が昨年の調査結果と同様(昨年51社、今年47社)に多いことが表れている。この調査報告書は今月末に全会員に対して発送致すので、是非活用して頂きたい。なお「フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書」は日本フォーム工連のホームページから購入頂くことができる。 |
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