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日本フォーム印刷工業連合会 平成25 年度 第6回理事会議事録
平成25年10月10日(木)午後4時
ホテルクラウンパレス神戸 ミッドタウンEAS
出席者(45名)
櫻井会長、小谷副会長、瀬戸副会長、小林副会長、玉田常任理事、福田常任理事、
佐々木常任理事、丸田(福武理事)代理、朝日理事、玉井理事、瀧本理事、
山口(専務理事事務局)、筧(事務局)
<オブザーバー> 関東工業会: 寺田剛士 宮腰 巌  篠田ちゑ 黒木崇之
  関西工業会: 木下 恵 太野垣裕二 中川良樹  田中正雄 浜田光之
原田佳彦 松田幸雄     天川 豊   島田広司 平松敬康 
山森典穂 中川博志     谷口 亮   光富猛志 橋本圭史 
鳴戸昭昌 白川靖樹     下川義記   滝 孝司 中村利昭 
和田 訓 下平 泰生
議 題 (1) 関西フォーム印刷工業会活動報告
(2) 委員会報告
(3) 日本印刷産業連合会等関連報告(4) 各フォーム印刷工業会からの報告



議 事 冒頭、櫻井会長の開会挨拶があり議事に入った。
櫻井会長挨拶骨子
本日は年一回の持回り理事会を歴史ある関西の地で開催する。今日は、オブザーバーとして私達の活動を支えて頂いている特別会員の皆さんにも参加いただいて感謝している。   <br>
先日は"JGAS2013"の開会式に参加し、展示会も見学して、印刷関連メーカーの各社は先端的な活動をしているな!と感じた。我々も長期的にさまざまな開発を一緒になって行きたいと思う。日本経済は浮揚しつつあるが、消費税は来年上がることが確定する一方、5兆円の経済対策も決まり、企業に活力を与える設備投資、賃上げ施策など、世の中を活性化する期待のアベノミクス施策が、今、国会で審議されている。日本の人口構成は数年のうちに65歳以上が30%を占めるようになる。こういう状況でも世界と戦って行かねばならない。そのために我々は一石を投じたいと思っている。その一つがマイナンバーだ。マイナンバーの法案が5月に成立し、我々のテーマとしてシステム開発やカード制作等、さまざまな仕事がある。今、フォーム業界の底力を見せる時だ! このような仕事をきちっとこなすこと等、企業の価値や真価を問われる場面が多々あると思う。新しい方式や新しい製品を作って行く必要がある。1980年のコンテナ取扱量の多い港は、1位がニューヨーク、2位がロッテルダム、3位が香港、そして4位がここ神戸港であった。そして30年後の今、2011年の順は、1位 上海、2位 シンガポール、3位 が香港、そして東京港が27位、ここ神戸港は49位になってしまった。神戸地震の影響も大きかったのかも知れないが、それを乗り越えて頑張っているので残念だ。もう一度扱い量を増やし、活発化した経済効果で、日本の実力度、魅力度を上げていきたい。ある調査機関の調べでは日本の魅力度は世界で第7位。上位には香港、シンガポール、アメリカ、スウェーデン、フィンランドがいる。  
市場開発に乗り出し、グローバル化に挑戦し、新しい存在感を我々は作って行きたい。そして、成長戦略をきちっと描き、それに果敢に挑戦することを約束して、今日の開会の挨拶と致したい。
 
 1. 関西フォーム印刷工業会活動報告
 

「溝口会長報告骨子」  
関西フォーム印刷工業会は、大阪支部会員が23名、準会員が3名、京滋支部会員が8名、準会員が8名、兵庫支部会員が3名、準会員8名、特別会員が28社で構成されている。団体で企画したセミナーや勉強会、懇親会など、仕事を通して色々とお付合いをしている企業について、未会員応援企業としてご案内を差し上げ、交流を図っており、会員予備軍がどんどん増えている。関西フォーム印刷工業会の理事会は、日本フォーム工連の理事会開催の翌週に必ず開催し、同理事会の議事内容の報告と、櫻井会長の挨拶を骨子にまとめて配布している。このため、今日は櫻井会長の生の声を聞きたいと、ご出席されている方々も多いと思う。関西の各支部では、毎月もしくは隔月に例会を開催している。各支部での例会では関西フォーム印刷工業会からの情報の伝達や勉強会を行っている。さらに、特別会員や未会員応援企業とともにセミナー、新年会、忘年会、ゴルフコンペなと、懇親を図りながら情報の伝達を行っている。  
今後はプリント+アルファーの考え方で、色々な商材情報を利用して、ビジネスフォームの強みであるデジタルデータを活用した新分野への発展等、ヒントになるような情報交換をして、各社ごとに発展して行けるような活動を目指したい。このような活動を通して会員数は増加して行くと思う。各支部での勉強会について、大阪支部では30分〜40分の例会の中でプチ強会を開催し、通算38回に及んでいる。現在は平松支部長の下で隔月に開催され、今月の24日には39回目のプチ勉強会を開催する。この勉強会で各社がヒントを得て欲しいと思うので、今何に興味を持ち、何を勉強したいのか?等を募って講師を選択している。  
大阪には、関西フォーム印刷工業会も所属している大阪印刷関連団体協議会(19団体が所属)があるが、今まではあまり積極的に参加していなかった。しかし、今こそ新しいものへのヒントを掴む場が増えればと思い、大阪印刷関連団体協議会に積極的に参加している。少し先になるが、平成26年の新年互例会の講演者として、放送作家の「わぐり たかし」氏にお願いしている。  
今後は、会員各社の若い方々を団体活動に引き入れたいと思っている。ウォーキングやハイキング等、若い人たちも参加できる様な企画立て、団体活動を活性化して行きたいと思っている。  
また、関西フォーム印刷工業会の理事会は少しでも意識改革になるのではと思い、今年から「中小企業の経営力強化」と「創業」を支援し、大阪経済の活性化を目的に創立された「大阪産業創造館」で開催している。「関西から日本を大きくしていくのだ」との気概を持って活動していきたい。  
最後になるが、クルージングディナーをはじめ、今回の持ち回り理事会開催の地である神戸を満喫していただきたいと願っている。

   
 2. 委員会報告
●業務委員会(玉田委員長報告)
・9月度月次計算について報告。
・業務委員会活動報告  
今回フォーム工連としては、初めてJGASに参加した。"JGAS2013"での展示は会員13社から協力をいただき、各社のパンフレット、社内案内、CSRレポート等を展示し、配布させていただいた。さらに2年前の"page"にも出展致したが、日本印刷図書館に寄贈した「日本に現存する最古のビジネスフォーム(1952年)」を展示した。展示スペースには、フォーム工連の団体を知らない方々や、台湾から来日した印刷関連団体の方も立ち寄られ、団体のPRになった出展であった。
●資材委員会(山口専務理事報告)
・10月度用紙事情について  
用紙全体の市場動向は出荷がプラス0.7%で、2ヶ月連続プラスの状況。用紙は増加傾向にあり、板紙もプラス0.4%であるが、新聞用紙はマイナス6.7%、包装紙もマイナス3.5%と低調である。印刷用紙国内出荷額はプラス6.7%で2カ月連続の増加、フォーム用紙とノーカーボン用紙の在庫状況は生産調整にも関わらず増加している。日本経済新聞に情報用紙の値上げ記事が掲載された。このような状況から上部団体である日印産連は「用紙値上げの反対表明書」作成の準備に入っている。
●国際委員会(土屋委員長報告)
・海外動向セミナー開催について  
10月22日、午後3時から日本印刷会館2階大会議室において、海外動向セミナーの開催を予定している。講演内容は、日本印刷産業連合会企画推進部国際担当部長の石橋邦夫氏からは"PRINT13"で開催されたセミナー内容を中心にお話をいただき、ブライター・レイター代表の山下潤一郎氏からは"PRINT13"に併せて開催された"Breakfast Event"で「未来を破壊する」の著者のジョー・ウェブ氏の講演内容を報告。さらに、ラベル新聞社編集部フィールド担当チーフの中村真己氏からは"ラベルエキスポヨーロッパ2013"の展示会報告をお願いしている。
・海外事例紹介PODiレポートではAPI-Marketing社の事例を報告した。
●市場委員会(山口専務理事報告)
・平成25年度市場調査アンケート実施について  
平成25年度市場調査を実施し、70社から回答を頂いているので、11月の調査報告書発行に向けてアンケート結果を集計中。今回の調査報告の特徴は「現在各社が抱えている課題」についての問いに対して、「営業力・スキルアップ」が79.7%を占め、「社内で強化したい部門」との問いについては72.7%が「営業」を上げていることである。
●●技術委員会(山口専務理事報告)
・特別セミナー「インクジェット時代がきた」報告  
9月27日にトッパン・フォームズビル1階ホールに約180名が参加して、特別セミナーを開催した。大きな飛躍を続けるインクジェット技術を通じ、二十一世紀の「ものづくり」の原点を学んだ。講師の(株)マイクロジェット社長・工学博士である山口修一氏は、苦難に満ちたインクジェット開発の道を30年歩んできた大ベテランで、多くの企業や大学で講義を行っている。今回の講演タイトルは「インクジェット時代がきた!」としているが、「インクジェットものつくり時代がきた!」と表現した方が相応しいと前置きをし、「東証一部上場企業1,730社のうち、200社以上がインクジェットに関係した研究開発をしている。この事実はインクジェットに対する注目力だけでなく、今後もまだまだ伸びていく技術だ」と講演された。
(講演の詳細内容は日本フォーム工連ホームページに掲載)
・生産設備見学会(関東フォーム共催)を10月15日に(株)木万屋商会市川工場で開催する事を案内する。
・「Windows 7/8 への低コスト移行術」協賛セミナーについて内容を報告した。
●環境委員会(朝日委員長報告)
・環境委員会主催セミナーについて報告  
エコ発注についての報告セミナーを当初10月に行う予定であったが、準備が整わず11月20日に延期することとなった。現在、エコ発注の実績報告をお願い致している会員企業は東洋紙業様、光ビジネスフォーム様、ビーエフ様、野崎工業様の4社。このセミナーでは、社内への周知徹底、お客様との商談経緯など、具体的な現場の声をお聞きできればと思っている。
   
 3. 日本印刷産業連合会等関連報告
事務局山口より、資料に基づき以下の報告があった。            
(1)「Power Print 2013」発刊について
(2)「消費税転嫁対策特別措置法」説明会資料
(3)「化学物質による健康障害を防止するための指針」に係る通達)
   
 4. 各フォーム印刷工業会からの報告
 

・関東フォーム印刷工業会報告(瀬戸会長)
今日は冒頭、溝口会長から関西の活発な活動報告を聞いたので、関東も頑張りたいと思う。  
毎月開催している理事会の内容も活性化していきたい。関東の活動はどうしても日本フォーム工連の活動を支える役割が強く、なかなか独自で活動できないのが悩みである。しかし、夏季懇親会には200名近くの方々に参加いただいたり、12月には一泊泊まりで講演会を含む懇談会を開催する企画を立てている。さらに、関東フォーム工業会を中心にISO9001認証取得講座を開催し、まだISOを取得されていない関東会員が共同で認証取得に向けた活動を行ない、会員間の協業や仕様の共通化等の土壌を作っていきたい。今回は12月から3月まで共同で認証取得に取り組むことで、研修費用も削減できるので、現在ISO9001認証取得講座への参加企業を募集している。

・中部フォーム印刷工業会報告(入野会長)
先月の9月25日に理事会を行った後、懇親会を行った。11月7日に愛知県印刷産業団体連絡会の主催する交流会があるので、出席を予定している。この交流会では各団体の現況報告を行なう予定でいる。また11月12日には、平成25年度の中部フォーム印刷工業会主催の研修会を開催する。  講師は東京からタイポロジ代表の竹原先生を招いて、「最新の米国印刷事情から見える日本の印刷業界の未来」をテーマにご講演を頂く予定である。
 
・中国フォーム印刷工業会報告(太田会長)
10月5日に懇親ゴルフを開催した。11月21日に講演会と忘年会を開催する予定。  
中国地区は8月から非常に仕事が少なくなり、この時期に用紙を値上げしては困る。同じ企業団地に1937年に創業され、砥石メーカーから精密加工装置メーカーへ発展されたディスコが大規模な事業所を構えているが、高い時給で募集を掛けているのでまったくパートさんの募集ができない。
 
最後に北海道フォーム印刷工業会の佐藤会長から、活動報告と閉会の挨拶があった。  
北海道はクマの出没の話題やJR北海道の話題で最近イメージがダウンしている。「人のふり見て我がふり直せ」ではありませんが、JR北海道の教訓から、メンテナンスの重要性が非常に解り易い事例として会員各社と話している。  
来年の持ち回り理事会は北海道で行なう予定で準備を進めている。ぜひ、皆様を綺麗な紅葉の時期の北海道にお招きしたいので、10月の第一週の日程で計画している。  
北海道のメンバー一同で皆様をお待ちしておりますので、沢山のご参加をお願いいたします。

 次 回 平成25年度第7回理事会  
 開催日 平成25年11月14日(木)
 時 間 午後1時30分より
 場 所 日本印刷会館2階 201会議室
を確認して閉会となった。

   
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