平成23年度通常総会議案書にて報告する平成23年度事業報告、及び決算報告についての事前説明を行なう。
事務局山口より、資料に基づき以下の報告があった。 (1) 節電対応に関する資料 (2) 平成22年度日印産連事業報告並び収支決算資料 (3) 平成23年度 日印産連表彰推薦について (4) グリーン基準関連の規定及び基準改定等について (5) ISO/TC130 WG11国際会議報告 (6) 東日本大震災の被害者等の就労支援・雇用創出の推進について
関東フォーム印刷工業会報告(瀬戸会長) 関東は5月19日に通常総会と懇親会を椿山荘で行なう。しかし 例年日本フォーム工連総会の日 程に合わせて行なっていた春のゴルフ懇親会は中止にする。 いつも日本と合わせて様々な企画を行なっているので関東独自の開催が難しい。支部活動も活性 化の為に、4支部を2支部に統合したが、大所帯になった事で集まり難い面も生じて仕舞っており、今年度の活動で様子を見たい。 東北フォーム印刷工業会報告(佐久間会長) 震災に際しては大変なご心配と支援を頂き感謝する。 当初は各社の状況確認が中々連絡が取れなかったが2カ月経ってやっと把握出来たが、会員各社も自社の被害総額がどの位に成るかについては掴めていない。 会員の社員は全員無事であったが、数名家族の方が被害に遭われている。まだまだ余震が続いており、宮城県では3月11日の震災より4月7日の余震の被害の方が大きく、やっと修復して立ち上げようとした所で一からやり直しとなった。 笹氣出版印刷様や、仙台の工業団地の各社を訪問したが、直ぐ手前まで津波が押し寄せて酷い 状況です。 今年の総会は出来ないと思っていたが、各社の復旧が早く、とりあえず集まろうとの声から、仙台で総会と情報交換会を全会員が参加して開催する予定。 街は少しずつ復旧して東北の底力を発揮しているが、被害に遭われなかった地域での過度の自 粛は辞めて欲しい。一刻も早く通常経済に戻して欲しいと言うのが東北からの願いである。 東北でも紙がない。仕事がない。と厳しい状況ですが、会員各社は約2週間の休業で正常の生産活動に戻っています。 今回の震災の教訓として、各社では避難マニュアルとか連絡方法等を決めていると思うが、一切役に立たなかった。一切緊急の持ち出しは出来なかった。早かったのは携帯電話のメールで、今後は緊急連絡網として携帯電話のメルアドの登録を勧めたい。 今回の経験を活かしてまとめますので、皆さんのお役に立ちたい。 中部フォーム印刷工業会報告(杉山会長) 5月25日定期総会と講演会を開催するが、懇親会については参加辞退者も多く中止とする。 中部圏では直接の被害はないが、浜岡原子力発電所の稼働中止などの影響が今後予測される。 関西フォーム印刷工業会報告(清水会長) 5月19日に総会を開催予定であったが、講演会と懇親会は中止して東北フォーム印刷工業会へ の支援に振り向ける事にした。 関西地区も用紙がひっ迫した状態ではあるが、今後の見通しなどの情報が中々入らない。 用紙がないので上海で探してサンプルを取り寄せたが、紙粉の問題で日本での印刷は難しい。ま たAPP社の用紙も国内品質を基準に比較すると使用が難しい状況にある。 西中国フォーム印刷工業会報告(灘副会長) 5月27日総会を行ない、今年度も副会長2名体制を敷き、宇都宮副会長のセイコービジネス様に事務局をお願いして活動する。 西中国も紙がない。インクがない。との状況ではあるが、仕事の量も少ないのでなんとかなって仕舞っている。 四国フォーム印刷工業会報告(小島会長) 用紙の状況は特殊紙が入らないで苦慮している。 6月に総会予定であるが、四国フォーム印刷工業会の会員は5社で、その内フォーム印刷の専業 は3社で、会員の維持が大変厳しい状況である。 近い将来、比較的会員数の多い西中国と一緒になる等、地区の再編成を行なう必要を感じている。 九州フォーム印刷工業会報告(和田会長) 九州では5月24日に総会開催を予定している。 用紙については特殊紙が入りにくい状況で、3月・4月は乗り切っているが、連休空けは厳しく なる。 現在フォーム印刷専業の4社と、地元の印刷業者3社を加えて7社ですが退会要請を受けている。 九州地域への観光客も激減し、九州経済も大変な状況にある。 最後に櫻井副会長より閉会挨拶があった。 「櫻井副会長挨拶骨子」 フォーム工連の活性化に向けて努力しているが良い状況にならない。これは市場のせいには出来 ないと思う。いつも前年比でもの事を見て仕舞うが、資材委員長から長期間にわたる用紙の低迷 の説明があったが、我々は長期の状況を理解しなければならない。 中国にビジネスに行けば良いかと言うとそうではない。中国もビジネスフォーム業界が低迷して いる。情報用紙国内出荷量は04年度を最高に100万トン減少している。数年前の状況と、今現実 に行なわなければならない事は、大きく違っていなくてはならない。 国際委員会の報告では、ネットと印刷業界の戦いは既に終わったと報告があり、印刷業界は一発 の弾も打つ事が出来ずに、沈んで仕舞っていると述べている。 我々はここで1発でも、2発でも弾を打たないと行けない。 是非狙いを定めて打ちたい。 冒頭の挨拶で小谷会長から、車間距離の話しがあったが、このまま車間距離をつめて戦っている と2015年には業界の利益率は今の1/5になるとコンサルタントが話している。 交通規則を守って走って行きたいと願っており、フォーム工連の活性化のために頑張って行きたい。
次回 平成23年度通常総会・第3回理事会 開催日 平成23年6月16日(木) 時 間 午後2時30分 〜 場 所 目白 椿山荘「マーズ」(タワー棟4階) を確認して閉会となった。